当地では以下のようなトラブル、被害報告が増加しておりますので、当地を訪れる際には注意してください。
1 空港でのトラブル
(1)猥褻物(図書等)所持に関するトラブル 当地では入出国時だけにかかわらず、猥褻物(図書等)を所持していることによりベトナムの法律違反となり処罰されることになります。 日本とは猥褻の基準が異なるため、日本国内で通常販売されているような週刊誌等の写真でも当地では違反となることがあり、その場合、約1,000~2,000米ドルの罰金(量、内容により)科せられます。 所持しているものを放棄すると申告しても、所持していた時点で法律違反となることから罪を免れることはできませんので、日本とは基準が違うことを認識していただき、週刊誌等の持込みにも注意していただくようお願いします。
(2)外貨持出制限に関するトラブル 入国時の外貨持ち込み制限はありませんが、現金、トラベラーズチェック等を合わせて7,000米ドルあるいは同額相当外貨、または15,000,000ベトナムドンのいずれか以上を所持する場合は、入国時に空港で税関申告する必要があります。 2010年9月15日以降、空港からの出入国に関しては出入国カード不要となりましたが、従来の出入国カードは税関申告書も兼ねていますので、上記のような方は必要事項を記載の上、空港税関へ提出する必要があります。この申告をせずに、出国の際に上記の額を超える現金等を持ち出そうとした場合には、所持金を没収され、更に罰金を払うことになります。なお、10万米ドル以上あるいは同額相当外貨の持ち込み、持ち出しについては、10万ベトナムドンの手数料が徴収されます。 また、在留邦人等がベトナム国内で銀行から引き出した現金を限度額(現時点では7,000米ドル相当)以上国外に持ち出す場合は、当該銀行から許可証の発給を受け、それを携帯する必要があります。
2 タクシーのトラブル タクシーのトラブルに関する被害報告も多発しております。 当地のタクシーメーターについては、日本と違い検査義務がないことから、タクシー会社によって違うことも当然ながら、高額な料金を表示するメーターをつけているタクシーもあります。
(1)特にベンタイン市場、博物館、船着場前やデタム地区には高額な料金を表示するタクシー(古い車体のタクシーが多い)が観光客等を狙って客待ちをしています。このようなタクシーは料金を払うまではタクシー内に監禁したり、凶器を持っていることが多いので、絶対に利用しないようにしてください。 トラブルに会わないために
- ホテルにてタクシーを手配してもらう。
- Mai Linh(マイリン)、Vinasun(ビナサン)、Vinataxi(ビナタクシー)等大手タクシー会社で、比較的きれいな車体のタクシー(大手会社を真似たようなタクシーもあることから)を利用する。
- 値段交渉で乗車することなく、必ずメーターを利用する(メーターはベトナムドン表示であり、米ドル表示ではありません)ようにしてください。 また、上記のようなタクシーであっても必ず安全ではありませんので話に夢中になったり、眠り込んでしまうことのないようにしてください。ドライバーによってはわざと遠回りをしたり、道を知らない者もいますので、明らかに行き先が違うと思った場合は、すぐにタクシーを降り、違うタクシーに乗車するようにしてください。
(2)空港から利用する場合は、市内までのタクシーチケットを購入するか、タクシー乗り場にてメーター利用にて乗車するようにしてください。客引きしてくるタクシーの利用や値段交渉にての利用はトラブルが多発していますので、利用しないようにしてください。 また、空港から市内に向かう際は、出口ゲートにて5,000ベトナムドン(ゲートによっては10,000ベトナムドン)を支払うことから、通常、この料金がメーター金額に加算されます。
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