海外安全対策情報(平成27年度第4四半期)

海外安全対策情報(平成27年度第4四半期)

平成28年4月8日
在ホーチミン日本国総領事館                
海外安全対策情報      
 (平成27年度第4四半期(平成28年1月~3月))
1 社会・治安情勢   
公安当局によれば,2014年5月中旬に発生した反中デモ以降,ホーチミン市内及び周辺省・都市においてはデモ等の発生は確認されておらず,現在のところ当地の治安情勢に特段大きな問題はない。  
 しかし,今後の国際情勢如何によっては,反中デモやテロ等が発生する可能性は否定できないことから,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れ,無用のトラブルに巻き込まれないよう注意を要する。  
  
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)以下の統計はホーチミン市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」2016年3月から抜粋したもの。刑法犯及び麻薬犯罪はやや減少した。
【刑法犯関係】(2015年12月16日~2016年3月10日実績)  
ア 刑法犯発生件数:1305件(昨年同期比-21.1%)  
イ 刑法犯検挙件数:892件(検挙率68.4%)
【麻薬犯罪等】(2015年12月16日~2016年3月10日実績)
ア 麻薬犯罪検挙件数:364件(昨年同期比-7.1%)  
イ 麻薬犯罪検挙人員:762人  
ウ 売春宿摘発数:21件  
エ 売春斡旋等検挙人員:53人  
オ 賭博犯罪検挙件数:82件  
カ 賭博犯罪検挙人員:141人  

(2)邦人被害事案
ア 1月下旬の休日朝,7区で開催されたマラソン大会に参加したところ,出発時の混雑の中で,ウェストポーチの中から旅券や現金,レジデンスカード等の貴重品がスリの被害に遭った。
イ 2月初旬の平日昼間,3区において徒歩で通勤中,後方から男に強く押され,転倒した際にショルダーバッグを盗まれた。
ウ 2月テト休暇中,ホーチミン市1区にあるサービスアパート内において,同居室内に設置されているセキュリティボックスから,多額の現金や携帯電話等を盗まれるという,内部犯行の可能性が高い窃盗事件が発生した。
エ 3月上旬の平日昼間,友人と二人でベンタン市場からタクシーに乗車し,目的地に到着したので料金を支払うため,友人との間に置いていたバッグから財布を取り出したところ,運転手の男が大きく新聞紙を広げベトナム語で話しながら何かをペンで書いていた。書き終わると外を指さしながら降りるように促されたので下車したところ,バッグから貴重品の入ったポーチが盗まれていた。

(3)邦人以外の被害事案
ア 1月初旬夜間,2区において交通違反を発見した交通公安が違反者を追跡したところ,同区フェリー乗り場で停車したことから,違反者に近づいたところ刃物で刺され重傷を負うという公務執行妨害事件が発生している。逮捕された男は薬物中毒者であった。
イ 2月下旬夜間,10区においてベトナム人夫婦が喧嘩の末,夫が拳銃を発砲し妻の手を負傷させるという事件が発生した。夫は自動式拳銃1丁,実弾5発,ナイフ等を所持していた。
ウ 2月下旬平日夕方,オーストラリア人観光客がベンタン市場において,バックパックを降ろして買い物中,目を離した隙にバックパックを盗まれるという置き引き事件が発生している。  
エ 3月上旬,タンフー区の自宅前で椅子に座りIPADを所持していたところ,歩いてきた男に催涙スプレーをかけられ,所持していたIPADを盗まれるという窃盗事件が発生している。

3 テロ・爆弾事件発生状況   
事件の発生は認知していない。

4 誘拐・脅迫事件発生状況   
邦人に対する事件の発生は認知していない。

5 日本企業の安全に係わる諸問題
ロンアン省タンドゥック工業団地において,管理費の値上げ問題を巡ってから,工業団地側と日系企業との間に対立が発生し,今後,協議を通じて解決する方向。