海外安全対策情報(平成28年度第1四半期)

海外安全対策情報(平成28年度第1四半期)

平成28年7月7日
在ホーチミン日本国総領事館                
海外安全対策情報       
(平成28年度第1四半期(平成28年4月~6月))

1 社会・治安情勢   
  5月初旬,北中部地方で発生した魚大量死事件に関連したデモがホーチミン市中心部で発生したが,公安警察によりデモは短時間で終了した。
  公安当局によれば,現在のところホーチミン市内及び周辺省・都市においてはデモ等の発生は確認されておらず,当地の治安情勢に特段大きな問題はない。   
  しかし,今後の情勢如何によっては,デモやテロ等が発生する可能性は否定できないことから,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れ,無用のトラブルに巻き込まれないよう注意を要する。    

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)以下の統計はホーチミン市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」2016年6月から抜粋したもの。刑法犯及び麻薬犯罪は減少傾向にある。
【刑法犯関係】(2015年11月16日~2016年5月15日)  
  ア 刑法犯発生件数:2413件(昨年同期比-15.9%(-457件)  
  イ 刑法犯検挙件数:1678件,検挙人員2003人(検挙率69.5%)
【麻薬犯罪等】(2015年11月16日~2016年5月15日)  
  ア 麻薬犯罪検挙件数:824件(昨年同期-7件)  
  イ 麻薬犯罪検挙人員:1776人  
  ウ 売春宿摘発数:62件  
  エ 売春斡旋等検挙人員:165人  
  オ 賭博犯罪検挙件数:251件  
  カ 賭博犯罪検挙人員:1438人  

(2)邦人被害事案
  ア 5月初旬の平日朝,1区においてiphoneで道を検索しながら徒歩で横断歩道を渡る際,横から走ってきたバイクに乗車した男1名にiphoneをひったくられたことから男に飛びついたところ,バイク及び男と供に路上に転倒した。   
  駆けつけた公安警察に犯人は逮捕されたものの,足や背中に擦過傷を負い,iphoneは破損した。
  イ 5月下旬の平日早朝,2区においてiphoneで音楽を聴きながらランニングしていたところ,バイクに乗車した公安警察と自称する男から,事件に関与している疑いがあるのでiphoneを見せるように指示されたことから,男にiphoneを渡したところ,そのままバイクで持ち逃げされるという窃盗事件が発生した。
  ※6月初旬,同事件の犯人は逮捕されたが,今後,模倣犯の発生も懸念されることから,制服を着用していない公安警察に呼び止められた際は,十分に注意が必要。

(3)邦人以外の被害事案
  ア 4月下旬夜間,中国人観光客がファングラーオ通りを散策中,女性に「マッサージ」と声をかけられたが断っていたところ,急に抱きつかれ身体を触られた。しばらくして女性が立ち去ったので不審に思い,ズボン後ろポケットに入れていたiphoneが盗まれていた。
  イ 5月中旬平日,オーストラリア人観光客がホーチミン市中心部をスマートフォンで道を確認しながら徒歩で観光中,交通警察と称する私服の男に呼び止められ,交通違反があったので近くの公安事務所まで同行せよ,と片言の英語で指示されたことから,男の横を歩いていると,男はスマートフォンを見ながら歩くのは交通違反であり,現在電源を切っているか確認したい,と話したことからスマートフォンを渡したところ,そのままバイクで走り去った。  
  ※上記(2)イと同様の手口
  ウ 5月中旬平日夜間,ホーチミン市Binh Chanhにおいて,バイクで帰宅途中のベトナム人男性が,バイクに乗車した3名の男に取り囲まれ,スタンガンを押し当てられ転倒したところ,バッグ及びバイクを盗まれるという強盗事件が発生している。  
  エ 5月下旬,7区の自宅前で就寝中,男2名が侵入し被害者をテープや紐で緊縛し,現金や貴金属を盗むという緊縛強盗事件が発生している。

3 テロ・爆弾事件発生状況   
事件の発生は認知していない。

4 誘拐・脅迫事件発生状況   
邦人に対する事件の発生は認知していない。

5 日本企業の安全に係わる諸問題
日本企業に対する事件やストライキ等の問題については把握されていない。