海外安全対策情報(平成28年度第2四半期)

海外安全対策情報(平成28年度第2四半期)

平成28年10月11日
在ホーチミン日本国総領事館                
海外安全対策情報       
(平成28年度第2四半期(平成28年7月~9月))
1 社会・治安情勢   
  公安当局によれば,現在のところホーチミン市内及び周辺省・都市においてはデモ等の発生は確認されておらず,当地の治安情勢に特段大きな問題はない。
  しかし,今後の国際情勢如何によっては,デモやテロ等が発生する可能性は否定できないことから,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れ,無用のトラブルに巻き込まれないよう注意を要する。

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)以下の統計はホーチミン市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」2016年9月から抜粋したもの。刑法犯及び麻薬犯罪は減少傾向にある。
【刑法犯関係】(2015年11月16日~2016年8月15日)  
ア 刑法犯発生件数:3711件(昨年同期比-15.6%(-685件)  
イ 刑法犯検挙件数:2503件,検挙人員2832人(検挙率67.4%)
【麻薬犯罪等】(2015年11月16日~2016年8月15日)  
ア 麻薬犯罪検挙件数:1228件  
イ 麻薬犯罪検挙人員:2634人  
ウ 売春宿摘発数:70件  
エ 売春斡旋等検挙人員:198人  
オ 賭博犯罪検挙件数:337件  
カ 賭博犯罪検挙人員:1961人  

(2)邦人被害事案
ア 8月初旬の休日の深夜,男性2人で飲食店を探しながら歩いていたところ,バイクタクシーの運転手に声を掛けられ,飲食店に連れて行ってもらうことにしたが,店に向かっている途中で料金の話になり法外な料金を要求されたので,一旦バイクを降りて別のバイクタクシーに乗っていた友人と相談していると,バイクタクシーの運転手がポケットに入れていたiphoneをひったくり,そのままバイクで逃走した。
イ 8月中旬の平日朝,7区から34番のバスに乗車しベンタン市場バスターミナルまで乗車し,バスを乗り換え,料金を支払おうとしたところ,カバンの中に入れていた財布が盗まれていることに気づいた。
ウ 9月上旬の平日午前中,1区ドンコイ通りにおいて,JTBのガイドを名乗るベトナム人男性から,本日は休みなのでホーチミン市内を案内してあげる,と日本語で声を掛けられたことから,信用してしまい案内をお願いした。同ガイドの妹が経営するというコーヒー店に案内され,高額でコーヒー豆を購入させられ,手持ちのベトナムドンが少なくなったことから同ガイドに両替を依頼したところ,そのまま現金を持ち逃げされた。  
※同様の事案がドンコイ通りにおいて発生しており,特に旅行者は注意が必要。
エ 9月中旬の休日昼間,1区のホテル前からタクシーに乗車しようとしたところ,2人乗りのバイクが近づいてきて,手に持っていたカバンをひったくられた。

(3)邦人以外の被害事案
ア 7月下旬,オーストラリア人女性がタクシーに乗車し,目的地において料金を支払う際,運転手が新聞紙に料金を書き,被害者の目の前で新聞紙を広げ注意を逸らしている隙に,財布から1200オーストラリアドルを盗んだ。
イ 7月下旬,チリ人女性観光客が9月23日公園を散策中,ベトナム人男性2名に脅迫されバッグを盗まれるという強盗事件が発生している。
ウ 8月中旬,ドイツ人男性がドンコイ通りを観光中,バイクに乗車した女性に声を掛けられ身体を密着させマッサージに誘ってきたが,誘いを断り歩き出したところ女性は慌ててバイクで走り去った。不振に思いズボンのポケットに入れていた財布を探したが盗まれるというスリ事件が発生している。

3 テロ・爆弾事件発生状況   
事件の発生は認知していない。

4 誘拐・脅迫事件発生状況   
邦人に対する事件の発生は認知していない。

5 日本企業の安全に係わる諸問題
日本企業に対する事件やストライキ等の問題については把握されていない。