海外安全対策情報(平成29年度第1四半期)

海外安全対策情報(平成29年度第1四半期)

海外安全対策情報
(平成29年度第1四半期(平成29年4月~6月))
 
平成29年7月3日
在ホーチミン日本国総領事館

1 社会・治安情勢
  公安当局によれば,2014年5月中旬に発生した反中デモ、2016年5月初旬に発生した魚大量死事件関連デモ以降,ホーチミン市内及び周辺省・都市においてはデモ等の発生は確認されておらず,現在のところ当地の治安情勢に特段大きな問題はない。
  しかしながら,今後の国際情勢如何によっては,反中デモやテロ等が発生する可能性は否定できないことから,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れ,無用のトラブルに巻き込まれないよう注意を要する。
  また、ひったくり等の邦人被害の認知が増加し、タクシー運転手からの被害も認知されていることから、貴重品管理に十分注意することや、信頼できるタクシーに乗車する等の配意を要する。

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)以下の統計はホーチミン市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」2017年6月から抜粋。刑法犯発生は減少したが、刑法犯検挙件数・人員ともに減少している。
【刑法犯関係】(2016年12月16日~2017年6月15日実績)
ア 刑法犯発生件数:2256件(昨年同期比-6.5%(-157件))
イ 刑法犯検挙件数:1598件(検挙率70.83%)(前年同期比-80件)
ウ 刑法犯検挙人員:1685人(昨年同期比-318人)
【麻薬犯罪等】(2016年12月16日~2017年6月15日実績)
ア 麻薬犯罪検挙件数:742件(昨年同期比-82件)
イ 麻薬犯罪検挙人員:1574人(昨年同期比-202人)
ウ 売春宿摘発数:41件
エ 売春斡旋等検挙人員:431人
オ 賭博犯罪検挙件数:163件
カ 賭博犯罪検挙人員:1261人

(2)邦人被害事案(ア.及びソ.以外は市内)
ア 4月中旬、バリア・ブンタウ省フーミー地区において、日系企業の日本人男性3名が、突然2人組のベトナム人男性に刃物で威嚇され、さらに社員寮まで追いかけ回された上殴打される等の暴行を受け負傷し、内1人は鼓膜が破れる等の重傷を負った。
イ 4月中旬、ディエンビエンフー通りを女性が徒歩で通行中、バイクに乗った男にiPhoneをひったくられかけたが引っ張って抵抗したため転倒、さらに別のバイクがやって来て同iPhoneをひったくって逃走した。
ウ 4月下旬、1区の路上においてタクシー待ちをしていたところ、パスポートやカメラ等在中の手提げバッグをバイクに乗った者にひったくられた。
エ 5月上旬、ビンタイン区の路上において、男性がタクシーから降車した際、「マッサージ」と連呼する女性に抱きつかれ、その隙に後部ポケットから財布をスリ盗られた。
オ 5月上旬、1区のベンタイン市場付近において、本を押し売りしてきた人物により、バッグ内からスマートフォンをスリ盗られた。
カ 5月上旬、1区のショッピングセンターで買い物をしていた男性が、腰につけていた携帯ケース内から、携帯電話1台を盗まれた。
キ 5月上旬、1区のタイ・バン・ルン通りを通行中の男性が、2人乗りのバイクに持っていたパソコン等在中のバッグをひったくられた。
ク 5月中旬、1区の路上において、男性が女性2人組に声をかけられて無視したが、ホテルに戻ったところ、財布が盗まれたことに気づいたもの。
窃取された財布のクレジットカードで10回以上、100万円分相当不正に利用された。
ケ 5月中旬、1区の路上を徒歩で通行中、バイクに乗った2人組の男に持っていたバッグをひったくられた。
コ 5月中旬、1区の五つ星ホテル前歩道において、女性が徒歩で通行中に後方から来たバイクにリュックサックとジャケットをひったくられた。その際に転倒して手足を負傷した。
サ 5月中旬、1区のホテル前において、タクシー運転手と料金トラブルになり、その際に運転手がカバン上に何度も新聞紙を掛ける等繰り返し、その隙にカバンの中の携帯電話や現金を盗まれた。
シ 5月下旬、1区のベンタイン市場付近路上において、男性が徒歩で通行中、路上で本を押し売りしてきた人物から、カバンのファスナーを開けられて中のパスポートをスリ盗られた。
ス 5月下旬、1区の中級ホテルにおいて、男性がデポジット代金を同ホテルオーナーの関係者に手渡していたが、そのまま音信不通となり、4万6,000円相当の現地通貨を詐取された。
セ 6月上旬、3区レーヴァンシ通りにおいて、男性が友人を待つために立ち止まっていたところ、バイクに乗った人物から首に掛けていたカバンをひったくられた。
ソ 6月上旬、ホックモン県の喫茶店内において、男性がコーヒーを飲んでいた際、バイクで同店に乗り付けた2人組の男性から、椅子の上に置いていたカバンを盗まれた。
タ 6月中旬、1区の中央郵便局前において男性が乗車したタクシーの運転手と料金トラブルになり、財布の中から100万ドンが盗まれた。
チ 6月下旬、1区のデタム通りを徒歩で通行していた女性が、バイクに1人乗りした男性から現金等在中のカバンをひったくられた。

(3)邦人以外の被害事案
ア 3月下旬、1区の路上を徒歩で通行していたシンガポール人男性が、バイクに乗車した男にネックレスをひったくられた。
イ 4月上旬、1区のホテル前路上でアメリカ人男性が座っていた際、2人乗りをしたバイクから持っていた携帯電話機をひったくられた。
ウ 4月上旬、1区の交差点を徒歩で通行していたオーストラリア人女性が、バイクに乗っていた男性からネックレスをひったくられた。
エ 4月中旬、1区の路上を通行中のフランス人女性が、バイクに乗った男性からiPhone等在中のバッグをひったくられた。
オ 4月中旬、1区の路上を徒歩で通行していたイギリス人女性が、バイクに乗った男性に話しかけられた直後、持っていたiPhone等在中のバッグをひったくられた。
カ 4月中旬、ビンチャイン県の路上を徒歩で通行中のイギリス人男性が、バイクに2人乗りした男性から携帯電話機等在中のカバンをひったくられた。
キ 4月下旬、1区の路上を徒歩で通行中のシンガポール人男性が、バイクに乗った男性から追い越しざまにネックレスをひったくられた。
ク 5月上旬、1区の路上を徒歩で通行中の韓国人女性が、バイクに乗った男性に話しかけられ、隙をついてiPad等在中のカバンを盗まれた。
ケ 5月下旬、ムイネーからの夜行バス車内において、韓国人男性が座席に置いていたカバンを盗まれた。
コ 5月下旬、1区の路上を徒歩で通行中であったイラク人男性が、バイクに2人乗りした男性から「マッサージに行こう」等声をかけられたが無視していたところ、隙をついてズボンのポケット内から携帯電話機1台をスリ盗られた。
サ 6月下旬、1区ファン・グー・ラオ坊の路上において、22歳のアメリカ人男性が、ベトナム人男性と喧嘩となり、追いかけられた上刃物で刺殺された。

3 テロ・爆弾事件発生状況
事件の発生は認知していない。

4 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人に対する事件の発生は認知していない。

5 日本企業の安全に係わる諸問題
事件の発生は認知していない。