東日本大震災追悼・復興レセプションの開催について

 

在ホーチミン日本総領事館

 

2012年3月28日、在ホーチミン日本国総領事館は、ホーチミン日本商工会と共催して、東日本大震災追悼・復興レセプションを開催しました。

 

冒頭、参加者全員で1分間の黙祷を行い犠牲者の方々に謹んで哀悼の意を表しつつご冥福をお祈りしました。

 

次に、那須ホーチミン日本商工会会長より、震災後、日本及び在ベトナム日系企業に対し、ベトナムの皆様、ホーチミン市人民委員会から、日系企業が困難を克服できるように、日系企業の意見・要望を聞いて頂き、また暖かい励ましを頂いたことが日本人を勇気づけたと述べ、日本の復興、再生を信じており、日本人がこの国難を乗り越え、再び復活することを誓うと挨拶されました。

 

次いで、日田在ホーチミン日本国総領事は、震災は我々日本人にとって、非常につらく困難な出来事であったが、同時に、我々日本が、ベトナムをはじめ世界と、いかに強い「絆」によって結ばれているかを再発見する機会となったと述べ、日本にとって困難の多かった日々に、ホーチミン市を始め、ベトナムの南部各省及びベトナムの全国の皆様から震災後、多くのお見舞い、励まし、ご支援を頂いたことに、改めて心から感謝する旨申し上げました。

 

最後に、レー・マイン・ハー・ホーチミン市人民委員会副委員長は、1年前の震災による、日本政府と国民の損失と困難に対して深い悲しみを共にするとともに、日本の再生は成功するものと確信している、困難な状況にあるのにもかかわらず、ベトナムに対するODA額を維持している日本に感謝する旨挨拶されました。

 

追悼・復興レセプション会場には、震災と復興の様子を撮影した写真パネル展示や戦争証跡博物館のご厚意でベトナムの子供達が震災後の日本を励ますために描いた絵画の紹介コーナーも設けました。

 

震災をきっかけに強まった両国の絆が、来年の「日越友好年」を通じて、より一層深まっていくことをお祈りしつつ、震災にあたり、日本の被災者、国民、当地の在留邦人を支援して下さったベトナムの皆様に改めて感謝申し上げます。

 

左から日田総領事、ハー人民員会副委員長、

那須日本商工会会長