邦人を狙った窃盗事件の発生について(注意喚起)

 

 

平成25年3月20日 

 

  先日、ベトナム人男性複数による邦人を狙った窃盗事件がホーチミン市内中心部で発生しました。今後、同種手口による被害が発生する可能性もあり、以下のとおり手口等をお知らせしますので、十分に注意して下さい。

 

1.発生日時

   午前11時頃

 

2.発生場所

  ホーチミン市第1区内の日系店舗内

 

3.手口等

  (1)2人組のベトナム人男性が上記場所を訪れ(1人は外でバイク上で待機)、英語交じりのベトナム語で、「自分は旅行会社の者だ。日本のパスポートを見せてもらえないか。見せてくれたら400ドルあげる。」等と旅行会社のパンフレットの様なものを提示しながら日本人店主に話しかけてきた。

  (2)店主は不審に思い、店のベトナム人スタッフを介して断り続けていたが、一瞬の隙を突かれ、店主が机の上に置いていたスマートフォンを同ベトナム人男性に持ち去られてしまい、外で待機していた仲間とともに逃走されてしまったというものです。

 

  (3)犯人の言辞から、犯人グループは当初から、邦人のパスポートあるいは所持品を窃取する目的で犯行場所(日系店舗)を選定していた可能性が高いと見られています。


4.対策

  今後、犯人グループが、邦人が利用・滞在する他の日系店舗・宿泊施設等において、同様の手口で犯行に及ぶことが予想されます。つきましては、ホーチミン市内に在留されている方や同市内への渡航・滞在を予定されている方は、以下の諸点に留意しながら、くれぐれも被害に遭わないよう十分な注意を払うようにしてください。

 

  (1)見知らぬ者から話しかけられた場合、警戒心を持ち、他の仲間の動きも注視するとともに、安易に相手の要求に応じないこと。

 

  (2)屋内外を問わず、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン等の高額物品は極力人前で出さないようにすること。

 

  (3)パスポートを携行して外出する際には、肌身から離さない、安易に人前で出さない等、管理を徹底すること。