ドンナイ省タンフー県総合病院医療機材整備計画・引き渡し式

 

2012.8.29

 

8月29日(水)、日本政府による対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「ドンナイ省タンフー県総合病院医療機材整備計画」(2011度実施)の機材引渡し式典が、日田春光・在ホーチミン日本国総領事、タンフー県総合病院グウェン・タン・クアン院長ら出席のもと、本件申請団体であるタンフー県総合病院において執り行われました。

本件は104,535米ドルの資金協力を通じ、最も優先度の高い8種類の医療機材を整備することで、タンフー県総合病院が直面する機材の不足、及び老朽化の状況を改善し、地域住民により良い医療サービスを提供することを目的としています。

タンフー県総合病院は、同県で唯一の県レベルの医療機関として、同地域において大切な役割を担っています。本件実施により、疾患の正確な診断・治療が可能となり、移送患者数も大きく削減できるようになりました。

式典において、日田総領事は、「本件を通じ、地域の医療改善に貢献できたことは、非常に喜ばしいことであると思います。本件医療機材が日本とベンチェ省、引いては日本とベトナムの友好のシンボルとなることを祈念致します」と述べました。これに対し、クアン院長は、「深く御礼申し上げますとともに、医療機材の有効活用、及び維持管理に努めることを約束致します」と謝意を表明しました。

 

スピーチを行う日田総領事

整備された消化管内視鏡

 

全体での記念撮影