ベンチェ省クーラオミン地域総合病院医療機材整備計画・引渡し式典
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2012.8.3
8月3日(金)、日本政府による対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「ベンチェ省クーラオミン地域総合病院医療機材整備計画」(2011度実施)の機材引渡し式典が、日田春光・在ホーチミン日本国総領事、ルオン・ミン・トアン・ベンチェ省保健局代表者、レ・クアン・チュン・クーラオミン地域総合病院院長ら出席の下、本件申請団体であるクーラオミン地域総合病院において執り行われました。
本件は105,490米ドルの資金協力を通じ、最も優先度の高い9種類12台の医療機材を整備することで、クーラオミン地域総合病院が直面する機材の不足、及び老朽化の状況を改善し、地域住民により良い医療サービスを提供することを目的としています。
クーラオミン地域総合病院はクーラオミン島4県の住民65万人を対象に医療サービスを提供するベンチェ省第2の総合病院であり、同地域において大切な役割を担っています。本件実施により、機材の不足・老朽化に起因する年間約1,400件にも及ぶ移送件数を約40%削減することが可能となります。
式典において、日田総領事は、「本件を通じ、地域の医療改善に貢献できたことは、非常に喜ばしいことであると思います。本件医療機材が日本とベンチェ省、引いては日本とベトナムの友好のシンボルとなることを祈念致します」と述べました。これに対し、チュン院長は、「日本は震災被害で極めて困難な状況にありながら、今般、当院に対し無償資金援助協力を実施してくださいました。深く御礼申し上げますとともに、この意義を忘れず、機械の有効活用、及び維持管理に努めることを約束致します」と謝意を表明しました。 |
スピーチを行う日田総領事 |
テープカット |
整備された患者監視モニター |
整備されたポータブル超音波診断装置 |