「アンザン省タンチャウ市総合病院リハビリテーション機材整備計画」

「カマウ省トイビン村トイビンC小学校第4集落分校建設計画」署名式

 

2012.3.20

 

3月20日(火)、日本政府による2011年度対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「アンザン省タンチャウ市総合病院リハビリテーション機材整備計画」、及び「カマウ省トイビン村トイビンC小学校第4集落分校建設計画」の贈与契約署名式が、日田春光・在ホーチミン日本国総領事、グエン・ミン・フン(Nguyen Minh Hung)タンチャウ市人民委員会副委員長、チン・ヒュー・ト(Trinh Huu Tho)アンザン省保健局副局長、ハー・ヴァン・タム(Ha Van Tam)タンチャウ市総合病院院長、レ・チャン・キエン(Le Tran Kien)トイビン県人民委員会副委員長、レ・タイン・フン(Le Thanh Hung)カマウ省友好協会会長、フイン・ヴァン・ドゥック(Huynh Van Duc)トイビン県教育訓練室副室長ら出席の下、在ホーチミン日本国総領事館で執り行われました。

 

案件概要

  1. 「アンザン省タンチャウ市総合病院リハビリテーション機材整備計画」
    • 供与金額:108,229米ドル
    • 申請団体:タンチャウ市総合病院
    • 内容 :20種類23品のリハビリテーション機材を整備し、新病棟建設に伴い新設されるリハビリテーション科の機能を強化するもの。地方の病院におけるリハビリテーション治療の環境を改善することで、長期的な治療に伴う住民の負担を減らし、身体障害者、高齢者の社会復帰を支援する。

     

  2. 「カマウ省トイビン村トイビンC小学校第4集落分校建設計画」
    • 供与金額:100,102米ドル
    • 申請団体:トイビン県教育訓練室
    • 内容 :老朽化した旧校舎の代わりに新校舎を建設することで、教室不足から遠距離通学を強いられている生徒82人、及び既存校舎が危険であることを理由に同集落の父兄が自主的に自分の子供を他校へ通わせているケースの生徒135人が、本件を通じ建設される校舎に近距離通学できるようになると同時に、合計370人の生徒に安全で適切な教育環境を提供することができる。

 

署名式では、日田春光・在ホーチミン日本国総領事とハー・ヴァン・タム(Ha Van Tam)タンチャウ市総合病院院長、フイン・ヴァン・ドゥック(Huynh Van Duc)トイビン県教育訓練室副室長が贈与契約書に署名を行いました。

 

署名式において日田総領事は、「今般の2件のプロジェクトは、いずれも各省において最も支援ニーズが高いとして地方政府より要請を受けた案件であり、日本とベトナムとの戦略的パートナーシップに基づき、両国の友好関係がより一層発展するとともに、草の根レベルで各地方の人々との交流と友好の歴史がこの無償援助によって一層深まり、将来大きな実りをもたらすことを願います」と述べました。

 

署名後、握手を交わす日田総領事(右)と

タンチャウ市総合病院タム院長

贈与契約に署名をする日田総領事(左)と

トイビン県教育訓練室ドゥック副室長

スピーチを行う日田総領事

記念撮影