日本NGO連携無償資金協力

「ドンナイ省、ラムドン省小学校のインクルージョン教育研修システムの構築事業」署名式

 

平成27年3月11日

 

2015年3月4日、日本NGO連携無償資金協力「ドンナイ省、ラムドン省小学校のインクルージョン教育研修システムの構築事業」の署名式が、在ホーチミン日本国総領事館にて執り行われました。

 

案件概要は以下のとおりです。

 

1.案件名: 「ドンナイ省、ラムドン省小学校のインクルージョン教育研修システムの構築事業」(2年次)
2.供与金額: 102,798米ドル
3.被供与団体: 特定非営利活動法人アジア・レインボー
4.プロジェクトサイト: ドンナイ省、ラムドン省
5.内容: ドンナイ省及びラムドン省の小学校において、教員に対する研修等を実施することにより、障害を持つ児童を普通学級で学ばせるインクルージョン教育を推進し、児童に対する適切な教育機会の提供を行う。

 

被供与団体である特定非営利活動法人アジア・レインボーは、これまでもドンナイ省及びラムドン省を中心とした知的障害・視覚障害・聴覚障害等を持つ児童が普通学級で教育を受けられるインクルージョン教育システムの構築事業を展開してきました。

 

特定非営利活動法人アジア・レインボーの馬場裕美子理事長から、在ホーチミン日本国総領事館・中嶋敏総領事に対し、本案件について説明があり、「今回の支援金により、より多くの教師にインクルージョン教育の研修を受けてもらうことで、障害を持つ子供達の1人でも多くが障害を持たない子供達と同じように学校に通えるように、これからも頑張ります。」と述べられました。これに対し、中嶋総領事は「この国における障害児教育については、貧困や小数民族問題があり、社会から取り残されがちです。障害を持つ児童が社会の発展についていき、その中で自分の立ち位置を見つけられるようにきめの細かい支援をぜひよろしくお願いします。地道で難しい活動だと思いますが、今後ともしっかりと頑張ってください。」と激励の言葉を送りました。

 

   
 

契約書に署名を行う中嶋総領事と馬場理事長

 

握手を交わす中嶋総領事と馬場理事長