チャヴィン省ティエウカン県タンホアB小学校建設計画
引渡し式典

 

平成27年9月14日

 

 

 2015年3月20日(金)、日本政府による対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「チャヴィン省ティエウカン県タンホアB小学校建設計画」(2013年度実施)の引渡し式典が、矢ヶ部義則・在ホーチミン日本国総領事館首席領事、チャヴィン省人民委員会外務室グエン・ヴァン・ズット副室長、チャヴィン省友好連合会ブイ・ミン・ホアン副会長、ティエウカン県人民委員会ファン・ティ・ヴィン副委員長、ティエウカン県教育訓練室ホー・チー・クオン室長、タンホアB小学校ズオン・ミー・チー校長、Saigon Children’s Charity CIOチャン・ヴ・ガン・ザンプロジェックト室長出席の下、タンホアB小学校(実施サイト)において執り行われました。

 

 タンホアB小学校は、タンホア村にある2つの小学校のうちの1つで、本校と分校を1つずつ有しており、本件対象となった本校は、同地域の生徒が勉強するための重要な教育機関です。同校は、全5クラス約240名の生徒に対し、1987年に建設された5教室しかないため、2部制の授業を行ってきました。また、コンクリート製の柱の亀裂や窓の破損等、校舎の老朽化が深刻化し、生徒の安全及び健康を脅かしていました。この問題を解決すべく、本件で113,535米ドルの支援を通じて、タンホアB小学校に10教室を有する2階建て校舎及びトイレを建設しました。

 

 式典において、矢ヶ部義則首席領事は、「本件を通じ、安全で適切な教育環境を提供することで、生徒と教員の健康が保護され、また、全学年の生徒が全日制の授業を受けられることを願っております」と述べました。これに対し、チー校長は、「本件は、学校の教育と学習のための施設として有益な環境を作る、重要な意義を有しております。このような広々とした完璧な校舎で勉強できることは、全ての生徒と父兄たちの夢でした。教員、スタッフ、生徒を代表し、在ホーチミン日本国総領事館及び地元政府に感謝の言葉を贈らせていただきます」と感謝の意を表明した。

 

 

   
 

スピーチを行う矢ヶ部義則首席領事

 

テープカットの様子

 

   
 

日本の支援を示すプレート

 

本案件で整備された小学校