ハウザン省フンヒェップ県総合病院医療機材整備計画 |
平成27年9月14日 | ||||||||||||||||||||||||
2015年6月8日(月)、日本政府による対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「ハウザン省フンヒェップ県総合病院医療機材整備計画」(2013年度実施)の引渡し式典が、中嶋敏・在ホーチミン日本国総領事、ハウザン省保健局グエン・タイン・トゥン副局長、フンヒェップ県評議会レー・ヴァン・ホア議長、フンヒェップ県人民委員会グエン・チー・フン副委員長、フンヒェップ県総合病院リー・ミン・クアン院長ら出席のもと、フンヒェップ県総合病院において執り行われました。
ハウザン省フンヒェップ県総合病院は、フンヒェップ県民約19万人が利用する重要な医療機関です。しかしながら、同病院は、医療機材の不足、既存の機材の老朽化及び故障により、外傷性脳損傷、心疾患などの患者を同病院で診察・治療することができず、多くの患者を救急車で約2時間かけてハウザン省総合病院に移送させざるを得ない状況でした。
本件は121,910米ドルの支援を通じて、フンヒェップ県総合病院の医療環境を改善するため、生化学自動分析装置、自動血液分析装置、手術用レーザー等、最も優先度の高い17種類の医療機材を整備しました。
式典において、中嶋総領事は「本件を通じ、移送に頼らざるを得なかった疾患の診断・治療の多くを同病院で行い、また、各疾患の正確な診断を行えることを期待しています。整備された医療機材が日本とハウザン省、ベトナムとの友好のシンボルとなることを祈念致します。」と述べました。これに対し、クアン院長は、「日本政府から頂いた機材は、今後とも住民のために効果的に使用し、維持管理に努めて参ります。本案件がフンヒェップ県、ベトナムと日本の良い関係を築いていくための第一歩となることを願っています。」と感謝の意を表明しました。
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