ビンフオック省ブードップ県総合病院医療機材整備計画 |
平成27年10月16日 | ||||||||||||||||||||||||
2015年8月17日(月)、日本政府による対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「ビンフオック省ブードップ県総合病院医療機材整備計画」(2013年度実施)の引渡し式典が、中嶋総領事、ビンフオック省外務局ファム・ティ・アイン・トゥー副局長、ブードップ県保健室グエン・ホアイ・アイン副室長、ブードップ県総合病院グエン・キム・クオン院長ら出席の下、ブードップ県総合病院において執り行われました。
ビンフオック省ブードップ県総合病院は10年前に設立され、現在は同県や近隣県住民のみならず、更に国境を挟んだカンボジアからの患者にも医療サービスを提供している重要な医療機関です。しかしながら、同病院は、基礎的な医療機材の不足や保有機材の老朽化により、住民の医療ニーズに十分に応えられず、外傷性脳損傷、心不全、早産などの患者の多くを救急車で80km以上離れた省都ドンソアイ市にある省総合病院に移送させざるを得ない状況でした。
本件では110,382米ドルの支援を通じて、ブードップ県総合病院の医療環境を改善するため、カラー超音波診断器、人工呼吸器、高圧滅菌器、産科モニター等、最も優先度の高い9種類の医療機材を整備しました。
式典において、中嶋総領事は「本件支援により、救急及び産科の患者を中心に適切な診断及び治療が可能となり、多くの住民の健康が守られることを期待します。整備された医療機材が日本とビンフオック省、ベトナムとの友好のシンボルとして長く有効活用されることを祈念致します」と述べました。これに対し、クオン院長は、「日本国総領事館の支援のおかげで当病院の診断・治療といった医療サービスの質が向上しました。この支援は僻地にあり、経済的にも多くの困難を抱えているブードップ県にとって非常に意義のあるものです。日本政府・日本国民からの貴重な支援に心より感謝しております」と謝意を表明しました。
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