ロンアン省タンタイン県フインヴィエットタイン地域診察室救急車整備計画・引渡し式典

平成28年12月27日

ロンアン省タンタイン県フインヴィエットタイン地域診察室救急車整備計画・引渡し式典

スピーチを行う矢ヶ部総領事代理
テープカットの様子
 2016年12月22日(木)、日本政府による対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「ロンアン省タンタイン県フインヴィエットタイン地域診察室救急車整備計画」(2015年度実施)の引渡し式典が、矢ヶ部義則 在ホーチミン日本国総領事代理、チャン・ティ・フエ タンタイン県人民委員会副委員長、グエン・ヴァン・チュン ハウタインドン村副党書記、ゴー・カック・タム タンタイン医療センター副センター長、ゴー・ドゥック・ハイン フインヴィエットタイン地域診察室長ら出席のもと、フインヴィエットタイン地域診察室において執り行われました。

 フインヴィエットタイン地域診察室は20年近く前に設立され、5つの村の住民に医療サービスを提供している重要な医療機関です。同診察室が所有していた救急車には、治療・救命器具が備え付けられていないため、患者の搬送のみにしか使用できず、老朽化が原因で移送中に故障する場合もありました。

 本件は27,869米ドルの支援を通じて、フインヴィエットタイン地域診察室の移送環境を改善するために、救急車1台及び患者を移送する際に心拍数と血液酸素濃度を測るパルスオキシメーター1台を整備しました。

 式典において、矢ヶ部総領事代理は「本件を通じ、より多くの患者に対し、迅速な移送と、救命救急における適切な医療サービスの提供が行えると確信しております。」と述べました。これに対し、ハイン院長は、「日本政府及び日本国総領事館のおかげで新たに救急車1台を支援していただくことになりました。この支援は心からの人道的支援であり、我々地域診察室と住民に大きな意義をもらたしていただくことになります。我々は新しい救急車をこれから有効活用していくことを誓います」と感謝の意を表明しました。
救急車
パルスオキシメーター