平成28年度日本NGO連携無償資金協力「メコンデルタ、ドンタップ省における災害弱者のための災害・気候変動対応能力強化事業(第1年次)」及び「ビントゥアン省,アンザン省の小学校のインクルーシブ教育研修システムの構築事業」署名式
平成29年2月27日
平成28年度日本NGO連携無償資金協力「メコンデルタ、ドンタップ省における災害弱者のための災害・気候変動対応能力強化事業(第1年次)」及び「ビントゥアン省,アンザン省の小学校のインクルーシブ教育研修システムの構築事業」署名式
2017年2月17日、日本NGO連携無償資金協力「メコンデルタ、ドンタップ省における災害弱者のための災害・気候変動対応能力強化事業(第1年次)」及び「ビントゥアン省,アンザン省の小学校のインクルーシブ教育研修システムの構築事業」の署名式が、在ホーチミン日本国総領事館にて執り行われました。
案件概要は以下のとおりです。
1 「メコンデルタ、ドンタップ省における災害弱者のための災害・気候変動対応能力強化事業(第1年次)」
(1)申請団体
公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
(2)供与金額
216,335米ドル
(3)プロジェクトサイト
ドンタップ省ホングー県内の農村
(4)概要
洪水等自然災害の被害にさらされている同地域において、災害リスク軽減のためのシステム構築を行うもので、災害弱者に配慮した集落主体の防災管理体制の確立、学校における安全な教育環境作り、防災に係る現地自治体行政官の能力育成等の事業を実施することにより、地域住民に安全して生活できる環境を提供する。
2 「ビントゥアン省,アンザン省の小学校のインクルーシブ教育研修システムの構築事業」
(1)申請団体
特定非営利活動法人 アジア・レインボー
(2)供与金額
98,250米ドル
(3)プロジェクトサイト
ビントゥアン省及びアンザン省全域の小学校
(4)概要
ビントゥアン省及びアンザン省の小学校教諭等に対し、障害ある児童に対するインクルーシブ教育研修システムの構築事業を行うもので、専門家による2週間研修、地区内研修、校内研修及び教育現場のモニタリング等を実施することにより、各学校、地域、省全体の教育機関に対してインクルーシブ教育の指導方法を教授することができるキーティーチャーを育成する。
署名式において、河上総領事は、「ベトナムはまだまだ多くの分野で支援が必要な状況である。今回実施する防災、障害ある方々への支援は、まさに現在のベトナムで必要とされている分野であり、効果的な支援である。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの事業については、ベトナムは洪水等の慢性的な自然災害により多くの犠牲を出してきた国であり、今回の支援を通じ、現地に適切な防災管理体制が確立され、住民の安全な生活に貢献されることを期待する。また、アジア・レインボーの事業については、ビントゥアン省とアンザン省において、今回の支援を通じ、これまで実施してきた同事業を更に発展させ、同地域において、インクルーシブ教育が発展するとともに、障害ある方々にとっても住みやすい環境が築かれることを期待する。」と述べました。また、利川セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン海外事業部グランツ・マネージャーより、「ドンタップ省は気候変動の影響を受けやすい地域であり、雨期には洪水や浸水被害等による慢性的な被害を受けている。今回は各コミュニティの能力向上を目指し、子ども、障がい者、高齢者、女性、妊婦等の災害弱者にも配慮したインクルーシブな事業を実施し、地域住民の安全な生活に貢献したい。」と述べられるとともに、馬場アジアレインボー代表理事より、「過去3年間実施してきた事業において、ある女性が、実施前には障がい者を指導するのは慈善活動と考えられていたが、3年後には、それは教育と認識されるようになり、長所を見つけて長所を伸ばすといった意識を共有するまでになったと語っており、事業が自治体や住民を巻き込んで広く成果を上げている。ベトナムでは、まだ多くの障がい者が適切な教育を受けられない状況であり、引き続きインクルーシブ教育の向上に取り組みたい。」と述べられました。
案件概要は以下のとおりです。
1 「メコンデルタ、ドンタップ省における災害弱者のための災害・気候変動対応能力強化事業(第1年次)」
(1)申請団体
公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
(2)供与金額
216,335米ドル
(3)プロジェクトサイト
ドンタップ省ホングー県内の農村
(4)概要
洪水等自然災害の被害にさらされている同地域において、災害リスク軽減のためのシステム構築を行うもので、災害弱者に配慮した集落主体の防災管理体制の確立、学校における安全な教育環境作り、防災に係る現地自治体行政官の能力育成等の事業を実施することにより、地域住民に安全して生活できる環境を提供する。
2 「ビントゥアン省,アンザン省の小学校のインクルーシブ教育研修システムの構築事業」
(1)申請団体
特定非営利活動法人 アジア・レインボー
(2)供与金額
98,250米ドル
(3)プロジェクトサイト
ビントゥアン省及びアンザン省全域の小学校
(4)概要
ビントゥアン省及びアンザン省の小学校教諭等に対し、障害ある児童に対するインクルーシブ教育研修システムの構築事業を行うもので、専門家による2週間研修、地区内研修、校内研修及び教育現場のモニタリング等を実施することにより、各学校、地域、省全体の教育機関に対してインクルーシブ教育の指導方法を教授することができるキーティーチャーを育成する。
署名式において、河上総領事は、「ベトナムはまだまだ多くの分野で支援が必要な状況である。今回実施する防災、障害ある方々への支援は、まさに現在のベトナムで必要とされている分野であり、効果的な支援である。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの事業については、ベトナムは洪水等の慢性的な自然災害により多くの犠牲を出してきた国であり、今回の支援を通じ、現地に適切な防災管理体制が確立され、住民の安全な生活に貢献されることを期待する。また、アジア・レインボーの事業については、ビントゥアン省とアンザン省において、今回の支援を通じ、これまで実施してきた同事業を更に発展させ、同地域において、インクルーシブ教育が発展するとともに、障害ある方々にとっても住みやすい環境が築かれることを期待する。」と述べました。また、利川セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン海外事業部グランツ・マネージャーより、「ドンタップ省は気候変動の影響を受けやすい地域であり、雨期には洪水や浸水被害等による慢性的な被害を受けている。今回は各コミュニティの能力向上を目指し、子ども、障がい者、高齢者、女性、妊婦等の災害弱者にも配慮したインクルーシブな事業を実施し、地域住民の安全な生活に貢献したい。」と述べられるとともに、馬場アジアレインボー代表理事より、「過去3年間実施してきた事業において、ある女性が、実施前には障がい者を指導するのは慈善活動と考えられていたが、3年後には、それは教育と認識されるようになり、長所を見つけて長所を伸ばすといった意識を共有するまでになったと語っており、事業が自治体や住民を巻き込んで広く成果を上げている。ベトナムでは、まだ多くの障がい者が適切な教育を受けられない状況であり、引き続きインクルーシブ教育の向上に取り組みたい。」と述べられました。