キエンザン省ザンタイン県医療センター医療機材整備計画・引渡し式典

平成29年8月22日

キエンザン省ザンタイン県医療センター医療機材整備計画・引渡し式典

スピーチを行う河上総領事
テープカットの様子
  2017年7月26日(水)、日本政府による対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「キエンザン省ザンタイン県医療センター医療機材整備計画」(2014年度実施)の引渡し式典が、河上淳一 在ホーチミン日本国総領事、ホン・トゥアン・ズン キエンザン省保健局計画・財政室副室長、ハー・タイン・ザン ザンタイン県人民委員会事務室副室長、チン・ヴァン・ヴー ザンタイン県医療センターセンター長ら出席のもと、ザンタイン県医療センターにおいて執り行われました。

  ザンタイン県医療センターは2010年に設立され、ザンタイン県の住民に医療サービスを提供している重要な医療機関です。同センターは案件実施前、基本的な検査機材が整備されておらず、外部の業者から機材を借りていたほか、機材不足により適切な診断・治療を行えず、多くの患者を移送せざるを得ない状況でした。

  本件は101,912米ドルの支援を通じて、ザンタイン県医療センターの診断・治療の質を向上するために、最も優先度の高い保育器、自動血液分析装置、耳鼻咽喉科用診察器具一式等計19機材を整備しました。

  式典において、河上総領事は「本件を通じ、より多くの患者に対し、正確な診断及び適切な治療を行うことが可能となり、移送件数削減により患者の身体的・経済的な負担が減少することを期待しております。」と述べました。これに対し、ヴーセンター長は、「供与機材は正確な診断及び効果的な治療の役割を果たしており、当センター及びザンタイン県の代表として日本の皆様、特に日本国総領事館に深く感謝しております。当センターは治療の質を高めるために機材を効果的に使用すること及び毎年予算を確保し、維持管理を行うことを約束します。」と感謝の意を表明しました。
整備された耳鼻咽喉科用診察器具一式
整備された保育器