ベトナム国内における仮想通貨についての注意喚起
平成30年4月20日
件名:ベトナム国内における仮想通貨についての注意喚起
今般、ベトナム国内で仮想通貨の違法な取引についての大規模な詐欺事件が発生し、ホーチミン市内だけで約15兆ベトナムドン(約6億6千万米ドル)の被害が生じたほか、実際に仮想通貨を購入した約3万2千人に影響が出ている旨報道されています。この事件は、ホーチミン市に所在する「モダンテック社」による違法行為の疑いによるもので、同社は月48%の高金利や他の購入者を勧誘すればさらに8%の手数料支払う等の謳い文句で、1口最低1,000米ドルで購入させていた疑いがあります。
このような事件が発生している可能性があることから、ホーチミン市人民委員会が公安当局に対し捜査を徹底する旨求めた他、グエン・スアン・フック首相もビットコイン及びその他仮想通貨に関連する取り扱いを強化するよう、関係機関に対し指示を出しました。ベトナムでは支払い手段としての仮想通貨の使用を禁止しており、ベトナム国家銀行は公安省とともに取り締まりを強化するとのことです。
ついては、このような大規模な詐欺事件が発生している可能性を踏まえ、同種の詐欺事件に巻きこまれないようご注意下さい。