アンザン省アンフー県総合病院医療機材整備計画・引渡し式典

平成30年4月23日

アンザン省アンフー県総合病院医療機材整備計画・引渡し式典

スピーチを行う円城寺副領事
テープカットの様子
 2018年4月5日(木)、日本政府による対ベトナム草の根・人間の安全保障無償資金協力「アンザン省アンフー県総合病院医療機材整備計画」の引渡し式典が、円城寺慶彦 在ホーチミン日本国総領事館副領事、トゥ・ホアン・トゥック・アンザン省保健局副局長、チャン・ヴァン・サン・アンフー県総合病院院長ら出席のもと、アンフー県総合病院において執り行われました。

 アンザン省アンフー県総合病院はアンザン省の住民に医療サービスを提供している重要な医療機関です。アンフー県総合病院は案件実施前には、基本的な医療機材の不足や老朽化により、患者に十分な診察・治療を行うことができませんでした。本件支援(102,937米ドル)により整備された8種類10機材は高頻度で使われており、検査機材や手術機材が整ったことで、正確で迅速な検査ができ、手術内容の幅が広がりました。これにより、患者数や手術件数が増加し、移送件数は減少しました。

 式典において、円城寺副領事は「アンザン省アンフー県総合病院は、アンフー県及び周辺地域の住民にとって、重要な医療機関であると承知しております。本件を通じ、より多くの住民に対し、正確な診断及び適切な治療を行うことが可能となり、移送件数削減により皆様の身体的・経済的な負担が減少することを期待しております。」と述べました。これに対し、サン院長は、「本件実施前、病院内の多くの機材が老朽化しており、十分な診察・治療ができなかったが、本件支援により、住民に対するより良い医療サービスを提供するための機材を整備できました。」と感謝の意を表明しました。
記念品贈呈の様子
支援した機材の説明