令和元年度日本NGO連携無償資金協力「有機農業の実践と青少年への環境教育による小規模農家の生計改善と環境に配慮した地域開発事業(第1年次)」署名式

令和2年3月9日
契約書に署名を行う河上総領事と伊能Seed to Table理事長
握手を交わす河上総領事と伊能Seed to Table理事長
 2020年2月27日,日本NGO連携無償資金協力「有機農業の実践と青少年への環境教育による小規模農家の生計改善と環境に配慮した地域開発事業(第1年次)」の署名式が,在ホーチミン日本国総領事館にて執り行われました。
 
 署名式において河上総領事は,「10年以上に亘り、ベンチェ省の農業関係当局や農業者らを支援していることを高く評価している。今回から,ドンタップ省における支援となるが,これまでの経験を活かし,引き続き有意義な支援となることを期待している。」と述べました。
 
 また,申請団体(特活)Seed to Tableの伊能 まゆ理事長は,「これまでベンチェ省で培ってきた様々な経験を,ドンタップ省で活かし,さらに事業を充実させ,ドンタップ省の小規模農家の生計改善や次世代の育成に,ささやかながら貢献していきたいと考えている。」と述べました。
 
 案件概要は以下のとおりです。
 (1)申請団体
   特定非営利活動法人 Seed to Table
 (2)供与金額
   124,721米ドル
 (3)プロジェクトサイト
   ドンタップ省カオライン市及び同省内の9市郡
 (4)案件の概要
   ドンタップ省カオライン市及び同省内の9市郡の農業世帯に対し,有機農業を実践に必要な設備やノウハウを提供し,有機農業を実践するとともに,有機農産物加工の技術を支援することにより,現金収入を増加させる仕組み作りを行う。また,学校菜園を通じた環境教育を実践し,学生や地域住民の有機農業への理解・関心を高めることを目指す。