海外安全対策情報(ベトナム南部) (令和2年度第2四半期)
令和2年10月6日
海外安全対策情報(ベトナム南部) (令和2年度第2四半期)
海外安全対策情報(ベトナム南部)
(令和2年度第2四半期(令和2年7月~令和2年9月))
(令和2年度第2四半期(令和2年7月~令和2年9月))
令和2年10月6日
在ホーチミン日本国総領事館
在ホーチミン日本国総領事館
1 社会・治安情勢
(1)デモ情勢
公安当局によると,2014年5月に発生した反中デモ,2016年5月に発生した魚大量死関連デモ以降,ホーチミン市及び周辺での大規模なデモ等の発生は確認されていなかったが,2018年6月10日から12日に亘って,ホーチミン市内,ロンアン省工業団地内,カインホア省ニャチャン等全国各地で経済特区法案に関する大規模デモが発生した。中でもビントゥアン省においては,デモ隊の一部が暴徒化し,放火や破壊行為を行い,機動隊と衝突する事態となった。現在のところは同様のデモに関する情報には接してはいないものの,今後もニュースやインターネット等で情報収集し,非常時に備える必要がある。また,万が一デモ等に遭遇した場合は,絶対に近づかず,速やかにその場を離れるようにする。
(2)テロ情勢
当地においては,イスラム過激派等の国際テロ組織によるテロの発生は認められていないが,世界各国で依然として,国際テロ情勢は厳しい状況にあることから,常に警戒をしておく必要がある。
また,当地では近年,反政府組織によるテロの発生が認められており,2017年4月にタンソンニャット国際空港における爆弾テロ事件,続いて2018年6月にはホーチミン市タンビン区の公安(警察署に相当)における爆弾テロ事件,さらには,2019年9月,ビンズオン省税務署内における爆弾テロ事件が発生している。一連の反政府組織によるテロには,引き続き警戒が必要である。この種のテロの被害に遭わないように,公安施設や,人が集中する場所を避ける等の配慮が必要である。
また,当地では近年,反政府組織によるテロの発生が認められており,2017年4月にタンソンニャット国際空港における爆弾テロ事件,続いて2018年6月にはホーチミン市タンビン区の公安(警察署に相当)における爆弾テロ事件,さらには,2019年9月,ビンズオン省税務署内における爆弾テロ事件が発生している。一連の反政府組織によるテロには,引き続き警戒が必要である。この種のテロの被害に遭わないように,公安施設や,人が集中する場所を避ける等の配慮が必要である。
(3)一般犯罪情勢
邦人被害の当館認知件数は,2018年までは前年比減少していたが,2019年に入ってから急増して110件となった。本年については,1月から3月までの認知件数が35件と引き続き増加傾向であったが,新型コロナウイルスによる観光客渡航不可の影響もあり,4月以降は例年と比べて減少している。
被害手口はひったくりやスリが依然と多く,特に人通りの少なくなった深夜の時間帯に,徒歩で帰宅しているところをバイク乗りの犯人に狙われる事案が目立っている。また,ポーカー詐欺,中東系を名乗る人物等によるスリ等特異事案の発生も認められることから,当館ホームページ,外務省・海外安全情報,旅行ガイドブックやウェブサイト等各種媒体を通じて最新情報を入手するとともに,貴重品管理には十分注意する必要がある。
(4)その他
ア 2018年1月には,サッカーアジアカップU23大会におけるベトナム代表の決勝進出により,若者を中心とした暴走行為による交通マヒ等が各地で発生し,同年12月には,ハノイで開催されたサッカースズキカップ決勝でベトナム代表が10年ぶりに優勝し,ホーチミン市を始め各地で若者を中心としたバイクの暴走行為により交通マヒが発生しており,サッカーの試合動向によっては,同種の事案の発生に注意を要する。
イ 新型コロナウイルス(Covid-19)に関して,情勢に応じた様々な規制がなされている事から,常に最新情報を入手し,適切な行動を取る必要がある。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)以下の統計はホーチミン市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」から抜粋
【刑法犯関係】(2020年9ヶ月間の実績)
ア 刑法犯認知件数:3078件(昨年同期比-1.66%)
イ 刑法犯検挙件数:2281件(検挙率74.1%)
ウ 刑法犯検挙人員:3636人
【麻薬犯罪等】(2020年9ヶ月間の実績)
ア 麻薬犯罪検挙件数:1394件
イ 麻薬犯罪検挙人員:3633人
【交通事故(ベトナムの新事故基準による)】(2020年9ヶ月間の実績)
ア 交通事故(中傷以上)件数:447件(前年同期比-9.88%)
イ 交通事故(中傷以上)死亡者数:398人
ウ 交通事故(中傷以上)負傷者数:96人
エ 接触事故(軽傷人身事故含む):1759件
オ 接触事故軽傷者:1476人
(2)邦人被害事案
今期における当館認知件数は合計5件で,内訳は,ひったくり(未遂含む)3件,スリ2件であり,本年1月から9月までの累計被害認知件数43件となっている。
ア 7月から9月までの被害状況
・7月の被害状況:0件
・8月の被害状況:スリ1件
・9月の被害状況:ひったくり(未遂)1件
イ 1月から6月までの被害で,当館認知が今期のもの
・ひったくり2件,スリ1件
ウ 被害実例
・深夜に乗車したバイクタクシーの運転手に,乗車中にスマートフォンの提示を求められことから,一旦降車したところで,手にしていたスマートフォンをひったくられたもの
・深夜に徒歩で帰宅途中,女性から声を掛けられたが無視をしていたところ,同女が転びかけたため両手で同女の体を支えたところ,その隙に,ズボンの前ポケットに入れていたスマートフォンをスリ盗られたもの
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ・爆弾事件の発生は認知していない。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
誘拐・脅迫事件の発生は認知していない。
5 日本企業の安全に係わる諸問題
日本企業の安全に係わる諸問題は認知していない。
被害手口はひったくりやスリが依然と多く,特に人通りの少なくなった深夜の時間帯に,徒歩で帰宅しているところをバイク乗りの犯人に狙われる事案が目立っている。また,ポーカー詐欺,中東系を名乗る人物等によるスリ等特異事案の発生も認められることから,当館ホームページ,外務省・海外安全情報,旅行ガイドブックやウェブサイト等各種媒体を通じて最新情報を入手するとともに,貴重品管理には十分注意する必要がある。
(4)その他
ア 2018年1月には,サッカーアジアカップU23大会におけるベトナム代表の決勝進出により,若者を中心とした暴走行為による交通マヒ等が各地で発生し,同年12月には,ハノイで開催されたサッカースズキカップ決勝でベトナム代表が10年ぶりに優勝し,ホーチミン市を始め各地で若者を中心としたバイクの暴走行為により交通マヒが発生しており,サッカーの試合動向によっては,同種の事案の発生に注意を要する。
イ 新型コロナウイルス(Covid-19)に関して,情勢に応じた様々な規制がなされている事から,常に最新情報を入手し,適切な行動を取る必要がある。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)以下の統計はホーチミン市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」から抜粋
【刑法犯関係】(2020年9ヶ月間の実績)
ア 刑法犯認知件数:3078件(昨年同期比-1.66%)
イ 刑法犯検挙件数:2281件(検挙率74.1%)
ウ 刑法犯検挙人員:3636人
【麻薬犯罪等】(2020年9ヶ月間の実績)
ア 麻薬犯罪検挙件数:1394件
イ 麻薬犯罪検挙人員:3633人
【交通事故(ベトナムの新事故基準による)】(2020年9ヶ月間の実績)
ア 交通事故(中傷以上)件数:447件(前年同期比-9.88%)
イ 交通事故(中傷以上)死亡者数:398人
ウ 交通事故(中傷以上)負傷者数:96人
エ 接触事故(軽傷人身事故含む):1759件
オ 接触事故軽傷者:1476人
(2)邦人被害事案
今期における当館認知件数は合計5件で,内訳は,ひったくり(未遂含む)3件,スリ2件であり,本年1月から9月までの累計被害認知件数43件となっている。
ア 7月から9月までの被害状況
・7月の被害状況:0件
・8月の被害状況:スリ1件
・9月の被害状況:ひったくり(未遂)1件
イ 1月から6月までの被害で,当館認知が今期のもの
・ひったくり2件,スリ1件
ウ 被害実例
・深夜に乗車したバイクタクシーの運転手に,乗車中にスマートフォンの提示を求められことから,一旦降車したところで,手にしていたスマートフォンをひったくられたもの
・深夜に徒歩で帰宅途中,女性から声を掛けられたが無視をしていたところ,同女が転びかけたため両手で同女の体を支えたところ,その隙に,ズボンの前ポケットに入れていたスマートフォンをスリ盗られたもの
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ・爆弾事件の発生は認知していない。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
誘拐・脅迫事件の発生は認知していない。
5 日本企業の安全に係わる諸問題
日本企業の安全に係わる諸問題は認知していない。