新型コロナウイルス感染症対策(3回目のワクチン接種について)

令和4年1月10日
在留邦人の皆さまへ
 
ベトナム保健省は、新型コロナウイルス感染症対策として、本年第1四半期に18歳以上を対象とする3回目のワクチン接種を行う方針を発表しております。
ホーチミン市ではテト(旧正月)以前に市内におけるワクチン接種を実施することを目標としており、実際多くの地区において外国人を含めた3回目のワクチン接種が順次行われていることが確認できております。
当館は、ホーチミン市を含むベトナム南部各省において、3回目の接種を希望される皆さまが、職場又はお住まいの地域において接種の機会を得られるよう、引き続き関係当局に働きかけを行って参ります。
なお、これまで175軍医病院にて実施しましたコロナワクチン接種事業ですが、昨年11月24日をもちまして終了しました。同医院におけるワクチン接種は現時点で予定されていません。
 
 ベトナム保健省が示している3回目の接種の方針は以下のとおりです。
 
1.接種のタイミング
 2回目の接種(基本接種)の後、3か月以降に接種します。
 
2.ワクチンの種類
 3回目のワクチンの種類は、1回目と2回目に接種を受けたワクチンの種類の組合せによって異なります。
(1)1回目と2回目で同じ種類のワクチンを接種した場合:3回目は、1回目及び2回目と同じワクチン、又は、mRNAワクチン
(2)1回目と2回目で異なるワクチンを接種した場合:3回目は、mRNAワクチン
 
(参考)
●mRNAワクチンとは、ファイザー社製又はモデルナ社製のワクチンです。
●ベトナムでは、1回目と2回目にアストラゼネカ社製のワクチンを接種した場合には、3回目は、アストラゼネカ社製又はmRNAワクチンのいずれかとなります。
●日本では、3回目のワクチン接種に使用されるのは、mRNAワクチンであるファイザー社製又はモデルナ社製のワクチンのみです。このことに関する我が国厚生労働省のホームページのリンクは、以下のとおりです。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0097.html
 
 保健機関等関係当局から職場単位での接種やお住まいの地区単位での接種の案内があったときは、上記のベトナム政府の方針等を踏まえつつ接種についてご自身でご検討ください。
 
 なお、これまでに当館は、ベトナム南部の各省市において2回のワクチン接種の実施が概ね実現したことを踏まえ、3回目の接種を希望する在留邦人に向けたワクチン接種が実現するよう南部各省人民委員会に要請しており、引き続き各地域の状況を踏まえた働きかけを行って参ります。
 
 今後関係当局から当館に対し、外国人向けのワクチン接種等の案内がある場合は、領事メール又はHPにて速やかに情報提供を行って参ります。ワクチン接種の関係でのお問い合わせは、以下のメールアドレスまでお願いいたします。 
vaccinehc@hc.mofa.go.jp
 
 ベトナム国内における新型コロナウイルス感染症は、引き続きベトナム全国において再拡大しています。ホーチミン市及び同市周辺省の一部においては感染者数が抑えられている状況もみられますが、メコンデルタなど引き続き感染者数が高止まりしている省もあり、全国的には直近では、1日当たりの新規感染者数は1万5千人を上回る日も多く、昨年9月の第4波のピークを越えるレベルに達しています。
 邦人の皆さまにおかれましては、これまで以上に感染防止対策に努めていただきますよう、今一度お願い申し上げます。