海外安全対策情報(令和4年度第2四半期)
令和4年10月11日
海外安全対策情報(ベトナム南部)
(令和4年度第2四半期(令和4年7月~令和4年9月))
(令和4年度第2四半期(令和4年7月~令和4年9月))
令和4年10月11日
在ホーチミン日本国総領事館
在ホーチミン日本国総領事館
1 社会・治安情勢
(1) デモ情勢
現在のところ、デモに関する特段の情報には接していないものの、過去には、2014年5月に反中デモ、2016年5月に魚大量死関連デモ、2018年6月にはホーチミン市内、ロンアン省工業団地内、カインホア省ニャチャン等全国各地で経済特区法案に関する大規模デモが発生している。中でもビントゥアン省においては、デモ隊の一部が暴徒化し、放火や破壊行為を行い、機動隊と衝突する事態にもなった。
万が一、デモに遭遇した場合は、絶対に近づかず、速やかにその場を離れるようにする必要がある
(2) テロ情勢
当地においては、イスラム過激派等の国際テロの発生は認められていないものの、近隣のアジア諸国を含む世界各国では、その脅威は依然として高い状況にある。
一方で、当地では近年、反政府組織によるテロの発生が認められており、2017年4月にタンソンニャット国際空港における爆弾テロ事件、2018年6月にホーチミン市タンビン区の公安(警察署に相当)における爆弾テロ事件、2019年9月にはビンズオン省税務署内における爆弾テロ事件が、それぞれ発生している。これら一連の反政府組織によるテロ活動には、引き続きの警戒が必要である。
テロの被害に遭わないように、状況に応じて、公共施設や人が集中する場所を避ける等の注意が必要である。
(3) 一般犯罪情勢
ホーチミン市における犯罪発生状況は「2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向」のとおりで、日本人の被害に関しては、今期当館が認知した件数は11件であった。
犯罪被害件数だけを見れば当地の治安状況は一般的に落ち着いていると言えるが、近年の経済発展による貧富の差の拡大や麻薬の蔓延などに加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響による顕著な生活環境の悪化といった点において、治安悪化の要素は増していると言える。
これらの犯罪情勢については、当館ホームページ、外務省・海外安全情報、旅行ガイドブック等を通じて最新情報を入手するとともに、十分な安全対策を講じる必要がある。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)ホーチミン市内(同市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」から抜粋)
【刑法犯関係】(2022年1月から9月までの9ヶ月間の実績)
刑法犯認知件数:3001件(昨年同期比+4.5%)
内訳:殺人69件、強盗64件、強姦7件、傷害276件、ひったくり544件、窃盗1,295件、詐欺297件、賭博149件など
【麻薬犯罪】(2022年1月から9月までの9ヶ月間の実績)
ア 麻薬犯罪検挙件数:940件
イ 麻薬犯罪検挙人員:3062人
【交通事故】(2022年1月から9月までの9ヶ月間の実績)
ア 交通事故件数:1514件(前年同期比+14.9%)
イ 交通事故死亡者数:476人
ウ 交通事故負傷者数:971人
(2)日本人の被害(当館に報告があり認知したもの)
今期における当館認知の被害件数は合計11件であった。
被害内容は、スリ、ひったくり、置引きなどが多く、被害場所は、路上、タクシー内、市場やレストランなどであっ た。具体的な事例は次のとおり。
ア スリ
具体的な犯罪の手口と防犯のための注意事項については、当館ホームページに掲載されている「安全の手引き」や「注意喚起」等を参考にされたい。
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00219.html
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ・爆弾事件の発生は認知していない。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
誘拐・脅迫事件の発生は認知していない。
5 日本企業の安全に係わる諸問題
日本企業の安全に係わる諸問題は認知していない。
(1) デモ情勢
現在のところ、デモに関する特段の情報には接していないものの、過去には、2014年5月に反中デモ、2016年5月に魚大量死関連デモ、2018年6月にはホーチミン市内、ロンアン省工業団地内、カインホア省ニャチャン等全国各地で経済特区法案に関する大規模デモが発生している。中でもビントゥアン省においては、デモ隊の一部が暴徒化し、放火や破壊行為を行い、機動隊と衝突する事態にもなった。
万が一、デモに遭遇した場合は、絶対に近づかず、速やかにその場を離れるようにする必要がある
(2) テロ情勢
当地においては、イスラム過激派等の国際テロの発生は認められていないものの、近隣のアジア諸国を含む世界各国では、その脅威は依然として高い状況にある。
一方で、当地では近年、反政府組織によるテロの発生が認められており、2017年4月にタンソンニャット国際空港における爆弾テロ事件、2018年6月にホーチミン市タンビン区の公安(警察署に相当)における爆弾テロ事件、2019年9月にはビンズオン省税務署内における爆弾テロ事件が、それぞれ発生している。これら一連の反政府組織によるテロ活動には、引き続きの警戒が必要である。
テロの被害に遭わないように、状況に応じて、公共施設や人が集中する場所を避ける等の注意が必要である。
(3) 一般犯罪情勢
ホーチミン市における犯罪発生状況は「2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向」のとおりで、日本人の被害に関しては、今期当館が認知した件数は11件であった。
犯罪被害件数だけを見れば当地の治安状況は一般的に落ち着いていると言えるが、近年の経済発展による貧富の差の拡大や麻薬の蔓延などに加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響による顕著な生活環境の悪化といった点において、治安悪化の要素は増していると言える。
これらの犯罪情勢については、当館ホームページ、外務省・海外安全情報、旅行ガイドブック等を通じて最新情報を入手するとともに、十分な安全対策を講じる必要がある。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)ホーチミン市内(同市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」から抜粋)
【刑法犯関係】(2022年1月から9月までの9ヶ月間の実績)
刑法犯認知件数:3001件(昨年同期比+4.5%)
内訳:殺人69件、強盗64件、強姦7件、傷害276件、ひったくり544件、窃盗1,295件、詐欺297件、賭博149件など
【麻薬犯罪】(2022年1月から9月までの9ヶ月間の実績)
ア 麻薬犯罪検挙件数:940件
イ 麻薬犯罪検挙人員:3062人
【交通事故】(2022年1月から9月までの9ヶ月間の実績)
ア 交通事故件数:1514件(前年同期比+14.9%)
イ 交通事故死亡者数:476人
ウ 交通事故負傷者数:971人
(2)日本人の被害(当館に報告があり認知したもの)
今期における当館認知の被害件数は合計11件であった。
被害内容は、スリ、ひったくり、置引きなどが多く、被害場所は、路上、タクシー内、市場やレストランなどであっ た。具体的な事例は次のとおり。
ア スリ
- 混雑する市場内で、ズボンのポケットに入れていた財布をスリ盗られたもの。また、スリ盗られたクレジットカードがその後に店舗で不正利用されて物品を購入された事例も発生している。
- タクシーの運賃精算時や降車時に、ドライバーに財布やカバンの中から現金や所持品をスリ盗られたもの。
- ストラップで首から下げていた携帯電話を、バイク乗りに無理矢理ひったくられたもの。
- レストランや公園などで、カバンや携帯電話を置いて目を離した隙に盗まれたもの。
具体的な犯罪の手口と防犯のための注意事項については、当館ホームページに掲載されている「安全の手引き」や「注意喚起」等を参考にされたい。
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00219.html
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ・爆弾事件の発生は認知していない。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
誘拐・脅迫事件の発生は認知していない。
5 日本企業の安全に係わる諸問題
日本企業の安全に係わる諸問題は認知していない。