デング熱についての注意喚起(その3)

令和4年10月11日
1 保健省によりますと、現在までにラムドン省(Lam Dong)及びダグラク省(Dak Lak)の多くの地区及び都市にデング熱が広がり、重症化するケースが多くなっており、医療機関は死亡率を最小限に抑えるため、適時に治療を行うよう努めなければならない旨注意喚起をしています。また、ベトナム全国の患者数は今年に入り236,730人となっており、うち死亡者数は98人としております。
 
2 ラムドン省保健局によりますと、9月27日現在、患者数は2,967人で、2021年同時期と比較して2,572人増加しているとしており、多くの地区で急激に増加しているのが特徴であるとしています。9月27日、ラムドン省もダ・フオアイ郡ドアンケットコミューン3村でデング熱による死亡例が報告されています。
 
3 ラムドン省と同様に、ダクラック省でもデング熱の患者数が急激に増加しており、9月末までに、6,000人以上のデング熱患者が記録され、ホーチミン市を含む多くの地域でも患者数が増加している旨指摘しています。
 
4 つきましては、以下の点を参考に、蚊に刺されないよう予防措置に努めてください。デングウイルスを媒介する蚊は明け方から夕暮れ時までの間に吸血しますので、この間は特に十分な予防措置をとるようにしてください。また、急激な発熱(38~40度)、頭痛、関節痛など、デング熱が疑われる症状が発生した場合には、早期に医療機関に受診をお勧め致します。
 
○外出する際には長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし,肌の露出した部分には虫除けスプレー等を2~3時間おきに塗布する。
○室内においても,電気蚊取り器,蚊取り線香や殺虫剤,蚊帳(かや)等を効果的に使用する。
○規則正しい生活と十分な睡眠,栄養をとることで抵抗力をつける。
○突然の高熱や頭痛,関節痛や筋肉痛,発疹等が現れた場合には,デング熱を疑って,直ちに専門医師の診断を受ける。
○なお,蚊の繁殖を防ぐために,タイヤ,バケツ,おもちゃ,ペットの餌皿等を屋外放置しない,植木の水受け等には砂を入れるなどの対策をとる。
 
(ご参考)
○デング熱についての注意喚起(その2)
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00663.html
○デング熱についての注意喚起
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00632.html