海外安全対策情報(令和4年度第4四半期)
令和5年4月4日
海外安全対策情報(ベトナム南部)
(令和4年度第4四半期(令和5年1月~令和5年3月))
(令和4年度第4四半期(令和5年1月~令和5年3月))
令和5年4月4日
在ホーチミン日本国総領事館
在ホーチミン日本国総領事館
1 社会・治安情勢
(1)デモ情勢
現在のところ、デモに関する特段の情報には接していないものの、過去には、2014年5月に反中デモ、2016年5月に魚大量死関連デモ、2018年6月にはホーチミン市内、ロンアン省工業団地内、カインホア省ニャチャン等全国各地で経済特区法案に関する大規模デモが発生している。中でもビントゥアン省においては、デモ隊の一部が暴徒化し、放火や破壊行為を行い、機動隊と衝突する事態にもなった。
万が一、デモに遭遇した場合は、絶対に近づかず、速やかにその場を離れるようにする必要がある。
(2)テロ情勢
当地においては、イスラム過激派等の国際テロの発生は認められていないものの、近隣のアジア諸国を含む世界各国では、その脅威は依然として高い状況にある。
一方で、当地では近年、反政府組織によるテロの発生が認められており、2017年4月にタンソンニャット国際空港における爆弾テロ事件、2018年6月にホーチミン市タンビン区の公安(警察署に相当)における爆弾テロ事件、2019年9月にはビンズオン省税務署内における爆弾テロ事件が、それぞれ発生している。これら一連の反政府組織によるテロ活動には、引き続きの警戒が必要である。
テロの被害に遭わないように、状況に応じて、公共施設や人が集中する場所を避ける等の注意が必要である。
(3)一般犯罪情勢
ホーチミン市における犯罪発生状況は「2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向」のとおりである。日本人の被害に関しては、今期当館が認知した件数は15件であった。
日本及びベトナムの水際対策の緩和に伴い、邦人の出張者や旅行者の渡航者数の増加に比例して、邦人の犯罪被害件数も増加傾向にある。
また、一般的に当地の治安状況は落ち着いていると言えるが、経済発展による貧富の差の拡大や麻薬の蔓延などに加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響による顕著な生活環境の悪化や薬物問題の深刻さなどを踏まえると、治安悪化の要素は増してきていると言える。
これらの犯罪情勢については、当館ホームページ、外務省・海外安全情報、旅行ガイドブック等を通じて最新情報を入手するとともに、十分な安全対策を講じる必要がある。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)ホーチミン市内(同市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」から抜粋)
【刑法犯関係】(2023年1月から3月までの3ヶ月間の実績)
ア 刑法犯認知件数:976件(昨年同期比+16.2%)
イ 刑法犯検挙件数:623件(検挙率63.8%)
ウ 刑法犯検挙人員:1174人
【麻薬犯罪】(2023年1月から3月までの3ヶ月間の実績)
ア 麻薬犯罪検挙件数:641件
イ 麻薬犯罪検挙人員:961人
【交通事故】(2023年1月から3月までの3ヶ月間の実績)
ア 交通事故件数:394件(前年同期比-23.5%)
イ 交通事故死亡者数:146人
ウ 交通事故負傷者数:251人
(2)日本人の被害(当館に報告があり認知したもの)
今期当館が認知した件数は15件であった。
被害内容は、路上でのひったくりやタクシー内でのスリのほか、飲食店での詐欺などがあり、特に旅行者が悪質なガイドに連れられて、バーやカラオケなどで法外な代金請求を受ける事案の発生などが目立った。
具体的な事例は次のとおり。
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00219.html
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ・爆弾事件の発生は認知していない。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
誘拐・脅迫事件の発生は認知していない。
5 日本企業の安全に係わる諸問題
日本企業の安全に係わる諸問題は認知していない。
(1)デモ情勢
現在のところ、デモに関する特段の情報には接していないものの、過去には、2014年5月に反中デモ、2016年5月に魚大量死関連デモ、2018年6月にはホーチミン市内、ロンアン省工業団地内、カインホア省ニャチャン等全国各地で経済特区法案に関する大規模デモが発生している。中でもビントゥアン省においては、デモ隊の一部が暴徒化し、放火や破壊行為を行い、機動隊と衝突する事態にもなった。
万が一、デモに遭遇した場合は、絶対に近づかず、速やかにその場を離れるようにする必要がある。
(2)テロ情勢
当地においては、イスラム過激派等の国際テロの発生は認められていないものの、近隣のアジア諸国を含む世界各国では、その脅威は依然として高い状況にある。
一方で、当地では近年、反政府組織によるテロの発生が認められており、2017年4月にタンソンニャット国際空港における爆弾テロ事件、2018年6月にホーチミン市タンビン区の公安(警察署に相当)における爆弾テロ事件、2019年9月にはビンズオン省税務署内における爆弾テロ事件が、それぞれ発生している。これら一連の反政府組織によるテロ活動には、引き続きの警戒が必要である。
テロの被害に遭わないように、状況に応じて、公共施設や人が集中する場所を避ける等の注意が必要である。
(3)一般犯罪情勢
ホーチミン市における犯罪発生状況は「2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向」のとおりである。日本人の被害に関しては、今期当館が認知した件数は15件であった。
日本及びベトナムの水際対策の緩和に伴い、邦人の出張者や旅行者の渡航者数の増加に比例して、邦人の犯罪被害件数も増加傾向にある。
また、一般的に当地の治安状況は落ち着いていると言えるが、経済発展による貧富の差の拡大や麻薬の蔓延などに加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響による顕著な生活環境の悪化や薬物問題の深刻さなどを踏まえると、治安悪化の要素は増してきていると言える。
これらの犯罪情勢については、当館ホームページ、外務省・海外安全情報、旅行ガイドブック等を通じて最新情報を入手するとともに、十分な安全対策を講じる必要がある。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)ホーチミン市内(同市統計局発行の「ホーチミン市社会経済状況」から抜粋)
【刑法犯関係】(2023年1月から3月までの3ヶ月間の実績)
ア 刑法犯認知件数:976件(昨年同期比+16.2%)
イ 刑法犯検挙件数:623件(検挙率63.8%)
ウ 刑法犯検挙人員:1174人
【麻薬犯罪】(2023年1月から3月までの3ヶ月間の実績)
ア 麻薬犯罪検挙件数:641件
イ 麻薬犯罪検挙人員:961人
【交通事故】(2023年1月から3月までの3ヶ月間の実績)
ア 交通事故件数:394件(前年同期比-23.5%)
イ 交通事故死亡者数:146人
ウ 交通事故負傷者数:251人
(2)日本人の被害(当館に報告があり認知したもの)
今期当館が認知した件数は15件であった。
被害内容は、路上でのひったくりやタクシー内でのスリのほか、飲食店での詐欺などがあり、特に旅行者が悪質なガイドに連れられて、バーやカラオケなどで法外な代金請求を受ける事案の発生などが目立った。
具体的な事例は次のとおり。
- 空港から乗車したタクシーの運転手に、助手席に座るように指示され、空港出口付近で空港使用料の支払いを求められたために財布を出したところ、在中の現金をスリ盗られた。
- 街中で乗車したタクシーから降車する際に、運転手が身を乗り出して扉を開ける際に、上着の胸ポケットに入れておいた携帯電話をスリ盗られた。
- 街中で靴磨きを勧められ、当初提示された金額が安価であったために依頼したところ、実際には3桁多い金額を請求された。
- 日本語を話すベトナム人のガイドに案内されてバーやカラオケに行ったところ、当初提示された金額を大きく上回る代金を請求され、支払うまではその店から出られないように鍵を閉められて脅された。
https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00219.html
3 テロ・爆弾事件発生状況
テロ・爆弾事件の発生は認知していない。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
誘拐・脅迫事件の発生は認知していない。
5 日本企業の安全に係わる諸問題
日本企業の安全に係わる諸問題は認知していない。