イカサマ賭博被害に係る注意喚起について
令和6年9月25日
イカサマ賭博被害に係る注意喚起について
先般、当館よりイカサマ賭博被害に関する注意喚起をしましたが、以降も邦人の方々の被害報告がなされています。本9月中旬には、連続して複数件の報告を受けていますので、当地でのご滞在中、見ず知らずの方の誘いに乗ることなく、被害の防止に努めて下さい。
〈報告例〉
・ケース1
ホーチミン市内を歩行中、「日本が好きだ」と言う外国人男性に英語で声を掛けられ、徐々に親近感を覚え、その人物に誘われるがまま自宅に付いて行った。その後、ブラックジャックの必勝法があるとの話を聞きゲームに参加したところ、最後の1ゲームで全ての掛け金を失った。その後、掛け金が上がり、付近の宝石屋にて邦貨約70万円のキャッシングを強要された。
・ケース2
ホーチミン市内を観光中、片言の日本語を話す外国人男性に声を掛けられ、その人物の自宅で昼食に招かれた。その後、カジノのディーラーをしているという男性が現れ、ブラックジャックの必勝法の説明を受けた。説明後、タイミング良く、宝石商をしているという女性が現れるが、一切のギャンブルへの参加を拒絶したことから、金銭被害を受けることはなかった。
〈対 策〉
ベトナムにおいて賭博は法令違反です。公安当局に相談しても、相談者自身が被疑者として扱われることとなります。言葉巧みに賭博に誘い込む犯人グループは、それを承知で誘い入れていることから、当地で見知らぬ人物からいきなり話しかけられても、決して甘い話には乗らないようにして下さい。
また、日本語若しくは英語で親しげに話しかけてきた人物に遭遇し、食事等に巧みに誘われる場合であっても、絶対に 当該人物の自宅等に行くことは避けて下さい。同種事案は、相手方の自宅等において発生するケースが多く、容易に逃げ出すことができない状況となり、場合によっては生命・身体にも危険が及ぶ可能性がありますので、不審な人物には絶対について行かないようにして下さい。